毎月第一土曜日開催
・13:00~どなたでも参加できます。お誘い合わせの上ご参加くださいませ。

いにしえより人々は、うれしい時、悲しい時、あるいは四季折々に、心の思いを歌に託して表現してきました。『万葉集』をはじめ、多くの歌集が編まれ、人々に大きな感銘を与えるものとして、今日まで永く歌いつがれています。歌人(うたびと)はそれらに独自の節(ふし)をつけ、己れの境地の表現として、歌いあげています。
なかでも、三十一文字(みそひともじ)(五・七・五・七・七)の和歌にメロディーをつけたものを「詠歌(えいか)」といい、七五調のものを「和讃(わさん)」といいます。一般的には、これらを総称して「ご詠歌」とよんでいます。 特に巡礼の中で培われ、鈴鉦(れいしょう)の響きにのせて唱えるご詠歌は、心の琴線にふれるものであり、安らかなる世界へと誘いざなうものであります。